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2016.12.6 神戸市立センター中央市民病院見学実習

新宿サテライトの倉科です。

今回は、神戸市立センター中央市民病院の見学内容をご報告いたします。

 

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神戸市立センター中央市民病院は、充実した高度医療が特徴です。

「救命救急センター」では、病床を1階に集約し、手術対応可能な処置室を用意する等、あらゆる重症患者に迅速に対応できるよう設備を整えてあり、効率化されていました。

1階フロアに「救命救急センター」とMRIや血管造影装置などがある「映像医学部門」を集約し、救急患者を上下移動させることなく検査を行うこと ができるようになっておりました。

 

救命医療センターは54床もあるとのこと。実際に伺ってみると、その数に圧倒されました。

救命救急センターの充実化を図られており、神戸市の基幹病院として、「断わらない救急医療」を実践されているそうです。

救命ではあまり見られない建物構造だと思いますが、外の自然光が窓から入るように配慮され、昼夜が逆転したり、せん妄が起こらないよう配慮されていました。

対象疾患は、多発外傷・重症熱傷・重症呼吸不全・循環器疾患・脳神経疾患など多岐にわたり、幅広い知識を持ち合わせているスタッフの方々に接し感銘を受けました。また、職種間の連携が素晴らしく、医師はもちろんのこと、理学療法士・管理栄養士・薬剤師・臨床工学技士など、さまざまな職種の立場から患者様の状況を把握し、よりよい治療が行えるようにチーム医療に取り組んでいるのが感じ取れ、風通しの良さも伺えました。

救命医療センターでのリハビリは、状態を確認しながら各患者様に合わせたタイミングや負荷量を適切に判断・提供していました。

ベッドの回転も早く、状態が安定してくるとすぐに病棟へ移動となり、病棟のリハスタッフとの連携や申し送りなどとてもスムーズにされていました。

 

病棟も見学させて頂きました。

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構造が特徴的でスタッフステーションを中心に、十字型に構成した病棟を2ユニット配置した「ツインクロス」というものでした。

1フロア2看護単位を基本としたレイアウトで、患者・見舞客とスタッフの動線を分離し、スムーズな移動を実現する他、スタッフステーションを取り囲むように病室が配置されており、看護動線短縮と病室の見通しが良くなっていました。

救命医療センターから移動してきた患者様も多くいらっしゃる為、状態がいつ変わるか分かりません。

検査結果やアセスメント、看護師さんからの情報をもとにリハビリの介入をされていました。

平均在院日数は10.8日だとのこと。大変短いことに驚きと高度な医療とスタッフの皆様の努力の賜物であると感じました。

 

今回の研修を通じて、訪問現場でのご利用者様への対応や病院の方との連携についてとても有益なものとなりました。

 

お忙しいところ受け入れ・対応して下さいました、神戸市立医療センター中央市民病院様、リハビリテーション技術部の岩田先生、西原先生に改めて感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

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