経営理念

わが国では近年、在宅医療・ケアのニーズが急増し、がん末期や⼈⼯呼吸器装着の患者様が増加するなど、在宅での医療ニーズが高くなってきております。また、医療的ケア児や精神障がいがある在宅生活者など、そのニーズが多様化していることも近年の特徴として挙げられます。加えて、人生の最終段階を住み慣れた在宅で過ごすことを希望する方々も増加しており、⼀⼈暮らしの高齢者、老老介護、認認介護など、その課題も複雑化してきております。

こうした中で、訪問看護ステーション数は増加傾向にあるものの訪問看護師数は十分とは言えず、高まる需要に対して期待される役割を十分に果たすことが出来ていない状況です。

訪問看護には様々な機能が求められておりますが最も重要なことは、どのような状況・状態の患者様・利用者様であっても必要があれば、24時間365日いつでも質の高い訪問看護サービスを受けられる仕組みをつくることだと私は考えています。一方で、これらの機動的な訪問看護の機能は看護師の使命感で支えられているという側面もあり、一部の働き手が疲弊する状況は、わが国の在宅医療・ケア現場の実情として否定できないのではないでしょうか。

このような社会課題に対して、我々は“それぞれの地域で理想的な訪問看護体制を構築する”ことを使命に事業を推進していきます。我々が考える“理想的な訪問看護体制”には大きく2つの意味があり、働き手にとっては「看護師が疲弊しない組織体制」をつくることであり、サービスの受け手である患者様・利用者様にとっては「どのような状況・状態の患者様・利用者様であっても必要があれば、24時間365日いつでも質の高い訪問看護サービスを受けられる仕組み」をつくることだと考えています。

我々は、どのような患者様であっても必要があればいつでも理想的な訪問看護を受けられる地域を一つでも増やしたい。このようなビジョンを掲げて理想的な訪問看護体制を作り続けます。

今後も、事業を通して医療に関連する社会課題の解決を進めてまいります。

ガイアメディケア執行役員 後藤論行

役員紹介

後藤論行

医療現場での経験を得たのちにガイアメディケアの創業期に取締役として経営に参画。その後、クリニックや訪問看護、介護事業の経営管理や経営企画を経験。2024年より、現職のガイアメディケアの執行役員に就任。
大学院MBAの課程では、企業のイノベーション、イノベーション人材の育成をテーマに研究活動をしていた。
医療に関連する社会課題の解決に繋がるビジネスを創造して推進することが関心領域。

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